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スポーツドリンクが体に悪いといわれる2つの理由!飲みすぎるとどうなる?

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スポーツドリンクが体に悪いといわれる2つの理由!飲みすぎるとどうなる?

汗をかいた時の水分補給といえばスポーツドリンク。お風呂上がりや熱中症対策として口にする機会のあるスポーツドリンクですが、体に悪いと言われています。

では、なぜスポーツドリンクは体に悪いのでしょうか、その理由が気になりますね!

そこで今回は、スポーツドリンクが体に悪いと言われる2つの理由と飲みすぎるとどうなるのかを解説していきます!

この記事でわかること
  • スポーツドリンクが体に悪い理由
  • スポーツドリンクを飲みすぎるとどうなるか
もくじ

スポーツドリンクが体に悪いといわれる2つの理由!

スポーツ以外にも熱中症対策としても飲まれているスポーツドリンクですが、体に悪い理由は2つあげられます。

  1. 糖分の過剰摂取による肥満や糖尿病リスク
  2. 口腔内酸性化による虫歯リスク

スポーツドリンクとは一般的に、運動で失われる水分や成分を効率よく補給できる清涼飲料水のことです。

具体的には、発汗によって失われる電解質(ナトリウムイオン・カリウムイオン)や、ミネラル(マグネシウム・カルシウム・亜鉛)、エネルギー源となる糖分を補給できます。

また、筋肉疲労軽減効果が期待できるアミノ酸や、疲労回復効果としてクエン酸などが含まれたスポーツドリンクもあります。

運動によって失われた水分やミネラル、エネルギーを素早く補給できるスポーツドリンクですが、体に悪いことも事実です。

では、なぜ体に悪いのでしょうか。具体的に解説します。

①肥満や糖尿病リスク

スポーツドリンクが体に悪い理由の1つ目は、糖分の過剰摂取による肥満や糖尿病のリスクです。

一般的なスポーツドリンクには、味を良くして飲みやすくするために500mlにつき角砂糖8〜12個分が使われています。

喉が渇いてスポーツドリンクを飲んでも、甘みでさらに喉が渇いてしまい悪循環​です。

日常的にスポーツドリンクを飲みながら甘いお菓子や塩辛い食べ物を摂取していると、肥満の原因になってしまいます。

また、スポーツドリンクによく使われる果糖ブドウ糖液糖(別名:コーンシロップ)は人工的に作られた甘味料で、大量に摂取することで​血糖値を急上昇させ糖尿病のリスクが上がると言われています。

参考:
糖尿病ネットワーク
保健指導リソースガイド

②虫歯リスク

スポーツドリンクが体に悪い理由の2つ目は、口腔内酸性化による虫歯リスクです。

一般的なスポーツドリンクは飲みやすくするために甘味料が多く入っており、糖分が高いです。

おいしいからといって運動時以外にダラダラと飲んでいると、口腔内が常に糖分で満たされた状態になり虫歯になりやすくなります。

さらに、スポーツドリンクは水やお茶、他の飲料と比べて酸性度が高いです。

酸性度の高いものを大量に摂取すると、酸によって歯のエナメル質表面が溶ける酸蝕歯(さんしょくし)になってしまう危険性もあります。

溶けてしまったエナメル質は自然に元に戻ることはなく、歯を薄く弱くします。

また、歯が黄ばんだり見た目が悪くなるため注意しましょう。

糖尿病や肥満の予防、そして大切な歯を守るためにも、スポーツドリンクの摂取にはタイミングや飲量を考える必要がありますね。

参考:
農林水産省
Dentwave.com

スポーツドリンクを飲み過ぎるとどうなる?

甘くておいしいスポーツドリンクを飲み過ぎるとどうなるのでしょうか?

スポーツドリンクを毎日大量に飲んでいると「ペットボトル症候群」になる危険性があります。

ペットボトル症候群(正式名:清涼飲料水ケトーシス)とは、糖分の入った清涼飲料水やスポーツドリンクを連日大量に摂取することで、体内にケトン体が過剰となり様々な障害が起こることをいいます。急性の糖尿病と言われており、倦怠感や喉の渇きといった症状があります。

WHOによると、砂糖やぶどう糖などの甘味成分は1日の総エネルギー量の5〜10%に抑えることが理想とされています。

1日に必要なエネルギー量における糖分摂取量の目安は、以下の通りです。

女性の場合糖分(砂糖、ぶどう糖などの甘味成分)の摂取量ガイドラインスポーツドリンク1本(500ml)が占める1日の糖分摂取量割合
子ども(3~5歳)約15~30g約83%
学生(12~14歳)約33~67g約37%
成人(30~49歳)約20~40g約63%
※参考:日本医師会「1日に必要な推定エネルギー量の計算(女性)」
身体活動レベルは子どもレベルⅡ、学生はレベルⅢ、成人はレベルⅠで算出。

3〜5歳の子どもの糖分摂取量は1日あたり15〜30g程度、成人は1日あたり20〜40g程度がよいとされています。

また、部活動をしている中学生の場合は1日あたり30〜60gが推奨されています。

スポーツドリンクに含まれる糖分は500mlで25g程度です。

3〜5歳の子どもが500mlペットボトルのスポーツドリンクを1本飲んだ場合、1日の糖分摂取量ガイドラインの80%以上もの糖分を摂取してしまいます。スポーツをしている中学生の場合は37%、成人女性の場合は60%以上もの糖分を摂取してしまいます。

さらに、おやつに甘いお菓子を食べたり、調味料に砂糖を使うなどして日常的に糖分を過剰に摂取してしまうことにつながりかねません。

成人女性がスポーツドリンクを1L飲み干したら糖分過剰摂取となってしまい、疾病リスクが上がってしまうことは明らかです。

また、部活動の水分補給で水の代わりにスポーツドリンクを大量に飲むことは、健康への悪影響が懸念されています。

甘いスポーツドリンクの代わりに、水や麦茶を飲むと安心ですね。

日常生活でも、スポーツドリンクを習慣的に飲んでいる場合は量を調整したり、水やお茶に切り替えることをおすすめします。

参考:​​
糖尿病ネットワーク
世界保健機関(WHO)「成人及び児童の糖類摂取量」ガイドライン​​
名古屋市衛生研究所疫学情報部

まとめ

今回の記事では、スポーツドリンクが体に悪いといわれる理由2つと、飲み過ぎるとどうなるのかを解説しました。

スポーツドリンクは失われた水分や成分を効率的に補えますが、500mlのペットボトル1本あたり8個以上もの角砂糖が含まれています。

甘味料がたっぷり入っているため、毎日大量に飲むと健康リスクが高まります。

また、スポーツドリンクを習慣的に飲み過ぎた場合、ペットボトル症候群を引き起こしてしまう危険性もあります。

老若男女問わず、スポーツドリンクを飲むタイミングや摂取量を決めておく必要があります。

清涼飲料水の甘味料が気になる方はこちらの記事もおすすめです!

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この記事を書いた人

美容も健康も“You are what you eat”をスローガンに、家族で無添加生活中!妊娠をきっかけに食の安全について学ぶようになる。エステティシャンとして「体の内側から美しくなる」を発信する傍ら、ママとしてヤンチャ坊主と肌よわ夫の健康を守る。

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