キッコーマンの醤油には添加物が使われている?安さの理由と危険性について調査!
日本人の食卓に欠かせないお醤油。
本来、醤油は「大豆」「食塩」「小麦」の原材料で作られるものですが、大手食品メーカーから添加物が含まれている醤油が数多く販売されています。
国内シェアNo.1のキッコーマンの醤油には添加物が使われているのか、またキッコーマンの醤油はなぜ安価なものが多いのか気になりますよね。
この記事では、キッコーマンの醤油には添加物が使われているのか、安さの理由と危険性について調査します。
- キッコーマンの醤油には添加物が使われているのか知りたい
- 安さの理由と危険性を知りたい
キッコーマンの醤油には添加物が使われている?
キッコーマンの醤油に添加物が使われているのかを解説します。
結論から言うと、キッコーマンの醤油は添加物を使っている醤油と使っていない醤油があります。
キッコーマンから販売されている一般的な商品をピックアップして紹介します。
【キッコーマン】添加物を使っている醤油3選
キッコーマンが製造している醤油のうち、添加物を使っている商品を3つ紹介します。
こいくちしょうゆ 1L
キッコーマンしょうゆは、つけ・かけから調理まで万能に使うことができる昔ながらの本醸造こいくちしょうゆです。
商品名 | こいくちしょうゆ |
原材料 | 脱脂加工大豆(大豆(アメリカ又はカナダ(5%未満))(分別生産流通管理済み))、小麦、食塩、大豆(分別生産流通管理済み) |
添加物 | アルコール |
生産地 | 脱脂加工大豆:アメリカ、カナダ 小麦:アメリカ(北海道製造は日本) 大豆:アメリカ |
原材料に「脱脂加工大豆」と「大豆」を使っている醤油です。
添加物には、アルコールが使用されています。
大豆や小麦は外国産のため残留農薬の危険性があります。
また、大豆は「分別生産流通管理済み」の表示となっているため5%未満の遺伝子組み換え大豆が混ざっている可能性があります。
残留農薬の危険性についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの関連記事「外国産小麦粉が危険といわれる理由!輸入小麦に潜むグリホサートを解説」で詳しく解説しています。
いつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ 620ml
いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆは「火入れ」(加熱処理)をしていない、しぼりたての生しょうゆです。
商品名 | いつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ |
原材料 | 脱脂加工大豆(大豆(アメリカ又はカナダ(5%未満))(分別生産流通管理済み))、小麦、食塩 |
添加物 | アルコール |
生産地 | 脱脂加工大豆:アメリカ、カナダ 小麦:アメリカ |
原材料には大豆ではなく外国産の「脱脂加工大豆」を使用している醤油です。
「脱脂加工大豆」は、丸大豆と比べて効率的に製造でき安価です。
添加物には、保存性を高めるためのアルコールが使用されています。
いつでも新鮮味わいリッチ 減塩しょうゆ 450ml
いつでも新鮮味わいリッチ減塩しょうゆは、コクと旨み、しょうゆの風味がしっかりと感じられる味わいリッチな減塩しょうゆです。
商品名 | いつでも新鮮味わいリッチ 減塩しょうゆ |
原材料 | 脱脂加工大豆(大豆(アメリカ又はカナダ(5%未満))(分別生産流通管理済み))、小麦、食塩、醸造酢、大豆(分別生産流通管理済み)、みりん |
添加物 | アルコール、酸味料、ビタミンB1 |
生産地 | 脱脂加工大豆:アメリカ、カナダ 小麦:アメリカ 大豆:アメリカ |
原材料に外国産の「脱脂加工大豆」と「大豆」を使っている醤油です。
本来の醤油で使われる大豆、小麦、食塩以外の原材料に、醸造酢・みりんを使っています。
さらに添加物には、アルコール・酸味料・ビタミンB1が入っています。
食塩分を40%カットした減塩しょうゆなので、味の調整のために加えているのですね。
原材料や添加物が気になる方は、減塩は選ばずシンプルな原材料の醤油を選ぶと安心です!
【キッコーマン】添加物を使っていない醤油2選
キッコーマンの添加物を使っていない醤油を2つ紹介します。
特選丸大豆しょうゆ 750ml
特選丸大豆しょうゆは、大豆の旨みを丸ごと引き出した特選規格の丸大豆しょうゆです。
原材料 | 大豆(アメリカ)(分別生産流通管理済み)、小麦、食塩 |
生産地 | 大豆:アメリカ 小麦:アメリカ(北海道製造は日本) |
無添加でシンプルな原材料の醤油ですが、大豆はアメリカ産です。
小麦はほとんどがアメリカ産ですが、一部北海道の工場で製造された醤油は国産小麦を使用しています。
残留農薬や遺伝子組み換えに関して、安心できる原材料ではありません。
特選有機しょうゆ 750ml
特選有機しょうゆは、有機丸大豆と有機小麦を使用した特選規格の丸大豆しょうゆです。
原材料 | 有機大豆(アメリカ)、有機小麦、食塩 |
生産地 | 有機大豆:アメリカ 有機小麦:カナダ |
シンプルな原材料の有機醤油です。
大豆と小麦は外国産ではあるものの、有機原料を使用している点は安心です!
有機JASとは、対象食品が有機JASのガイドラインに適合した生産が行われていることを第三者機関によって認められた事業者のみが有機JASマークを貼ることができるマークです。
オーガニック認証についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事「オーガニックとは?有機の意味や地球にやさしいワケ」で詳しく解説しています。
キッコーマンの醤油の安さの理由と危険性について調査!
キッコーマンの醤油は低価格で販売されていますが、その理由は原材料にあります。
ここでは、キッコーマンの醤油が安い具体的な2つの理由と、キッコーマンの安い醤油を使う危険性について調査しました。
原材料に丸大豆ではなく脱脂加工大豆を使っている
脱脂加工大豆とは、大豆の油分を取り除いたものです。
醤油を製造する場合、大豆を丸ごと「丸大豆」として使用するのが古くからの製造方法です。
しかし、価格を抑えるために脱脂加工大豆を使用することがあります。
丸大豆には、大豆そのものの脂質が含まれているため、製造工程で油分を分離して廃棄する必要があります。
油分を処分することは、時間やコストもかかり、効率的ではありません。
一方、脱脂加工大豆は、既に脱脂された大豆で、コーンフレークのように平らに押し潰された形状です。
その形状により早くたんぱく質が分解されるため、効率よく醤油を作ることができます。
脱脂加工大豆を使うことで短時間で効率的に製造でき、安く販売されているのですね。
添加物のアルコールを加える
醤油は発酵食品のため、醸造の過程でアルコールを生み出します。
そのアルコールや適度な塩分、有機酸などは、大腸菌などの増殖を止めたり死滅させる効果があります。
人体へ有害な菌の増殖を防ぐ静菌力が足りない場合や塩分濃度の低い減塩しょうゆなどは、アルコールを添加することによって保存性を高めています。
防腐剤の役割となる添加物のアルコールを加えることで、醤油を長持ちさせて生産を安定させているのですね。
キッコーマンの醤油の危険性
スーパーで安価に買えるキッコーマンの醤油は、一体安全なのでしょうか?
キッコーマンの醤油の危険性について詳しく解説します。
一般のスーパーで販売されているキッコーマンの醤油は、原材料の大豆と小麦は、全て外国産が使われています。
有機醤油を除くキッコーマンの醤油には、残留農薬や遺伝子組み換え作物の混入の危険性があります。
また、大豆ではなく脱脂加工大豆を使用している醤油が大半を占めています。
脱脂加工大豆は、加工処理の際にヘキサンという毒性のある有機溶剤を使います。
ヘキサンは揮発性が高いため、脱脂加工大豆には残らないとされていますが、薬品を使った加工大豆を口にすることは抵抗があるという消費者の意見があります。
製品完成時にはヘキサンは完全除去されており、身体への影響はないとされていますが、積極的に選ばないようにしたいですね。
まとめ
今回の記事では、キッコーマンの醤油には添加物が使われているのか、安さの理由と危険性について調査しました。
結論として、キッコーマンのほとんどの醤油が添加物を使用しており、無添加醤油は「特選有機しょうゆ」と「特選丸大豆しょうゆ」の2種類のみです。
キッコーマンの醤油は、安価な原材料の脱脂加工大豆を使い、アルコールを添加して保存性を高めて安く販売されています。
そして、一般のスーパーで販売されているキッコーマンの醤油の大豆や小麦は全て外国産の原材料のため、残留農薬に関しても心配ですね。
キッコーマンの醤油は安く手に入りやすいですが、原材料の安全性も納得できる「安心できる醤油」を選びたいですね!
「オーガニックで無添加の醤油のおすすめ14選!安全な醤油の選び方とは?」で詳しく解説しています。
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