【びっくりドンキー】添加物を使ってて体に悪い?肉の正体や野菜の安全性を調査!
1968年に創業以来、全国に約330店舗を構えるびっくりドンキー。
北海道に本社を置くびっくりドンキーは、「安全・安心で健康な食」を追い求める食材の研究から始まったハンバーグレストランです。
そんなハンバーグレストラン、びっくりドンキーの添加物の使用状況や安全性が気になりますよね。
そこで今回は、びっくりドンキーで使っている添加物や肉の正体、野菜などの安全性を調査しました。
- びっくりドンキーの添加物が気になる方
- びっくりドンキーの肉や野菜の安全性が気になる方
びっくりドンキーは添加物を使ってて体に悪い?
「安全・安心で健康な食」の追求から始まったびっくりドンキーでは、添加物を使っているのでしょうか。
添加物の使用状況についてお客様相談室に問い合わせたところ、
”添加物は、法律を遵守の上、自社基準を設けて使用している添加物もございます。なお、内訳、種類に関しましてはお答えいたしかねます。”との回答でした。
びっくりドンキー公式オンラインショップで販売されている乳・小麦・卵を使わないハンバーグは、ホームページに原材料の表示がありました。
小麦・卵を使わないハンバーグの原材料
原材料 | 食肉(豚肉(メキシコ)、牛肉(ニュージーランド))、たまねぎ(日本)、豚脂、米粉パン粉、醤油加工品(小麦不使用)(大豆を含む)、粒状植物性たん白、粉末状混合調味料/カラメル色素、調味料(アミノ酸) |
ソースの原材料
原材料 | つゆ(酵母エキス、オリゴ糖、食塩、こんぶエキス、しいたけエキス)、みりん、はちみつ、小麦不使用醤油、砂糖/調味料(アミノ酸)、増粘剤(キサンタンガム)、トレハロース |
ハンバーグ、タレともにカラメル色素が使用されています。
カラメル色素は製造方法によってI〜Ⅳの4種類に分類されています。
製造方法によって、安全性に疑問があるカラメル色素があります。
消費者からは、カラメル色素の製造方法まで確認することはできないため、注意が必要です。
びっくりドンキーが掲げている「安全・安心で健康な食」のうち、「安心」の定義は人それぞれです。
豚肉や牛肉の管理方法に関して安心であっても、添加物の使用状況が確認できないため安心できない方がいます。
添加物を気にする消費者にとって本当に「安心・安全」であるのか、疑問が残ります。
びっくりドンキーで使っている肉の正体
びっくりドンキーの肉の正体は、牛肉と豚肉からできた合いびき肉です。
びっくりドンキーのホームページによると、牛の産地はニュージーランド・オーストラリア・タスマニア島です。
これらの国と地域は、陸が続いていない地理的要因や、精度の高い検疫システムなどがあるため、BSE発生リスクが最も低いとされていています。
さらに、広大な土地に放牧された牛たちは成長ホルモン剤は使わずに牧草や干草などを食べて自然な姿で育てられています。
また、生後12ヵ月以降は抗生物質や合成抗菌剤の使用などを禁止しています。
豚の産地は、日本国内とオランダ、メキシコ、チリ、ポルトガル、イギリス、フィンランド、カナダから輸入しています。
豚も牛と同様に、人工的に肥育を促進させるホルモン剤の使用を禁止し、自然な動物の成長を尊重しています。
また、豚は感染症を引き起こしやすいため、病気を防ぐ目的で抗生物質を飼料に添加されることがあります。
びっくりドンキーは、抗生物質の使用を制限された豚肉のみを使用しています。
びっくりドンキーで使用している肉は、レストランチェーンでありながら比較的安全性が高いです。また、牧草地で育てられた牛は、ストレスが少ない点も嬉しいです。
びっくりドンキーで使っているサラダの洗浄方法
ハンバーグプレートに添えられているディッシュサラダやレタスなどの葉物野菜は、食品添加物に指定されている次亜塩素酸ナトリウムを使用して洗浄されています。
葉物野菜は、外部の工場でカットされてからびっくりドンキーの各店舗へ運ばれます。
野菜をカットしてからお客さんのもとへ提供されるまでに時間がかかるため、変色防止や殺菌を目的にした次亜塩素酸ナトリウムの使用は必要不可欠です。
ただし、全ての生野菜が次亜塩素酸ナトリウムで殺菌洗浄されているわけではなく、トマトやきゅうりは店舗で水洗いをしています。
食中毒予防や野菜の変色防止目的で、サラダを消毒洗浄するのが一般的なレストランですが、水洗いをしている野菜もあるのは意外です。
びっくりドンキーのポテトは遺伝子組み換え?
びっくりドンキーのポテトに使用されているじゃがいもは遺伝子組み換えではありません。
ただし、揚げ油に使用されているキャノーラ油は「遺伝子組み換え」か、遺伝子組み換えとそうでないものが分別されていない「遺伝子組み換え不分別」の菜種を使用している可能性が高いです。
農林水産省のデータによると、国産の菜種油は生産量が非常に少なく、かつ価格も輸入の2倍〜3倍です。
そのことから外食産業では使用されているなたね油のほとんどが輸入で、遺伝子組み換えされたなたねが原料になっています。
びっくりドンキーのトランス脂肪酸は?
びっくりドンキーで使用されている油は、キャノーラ油です。
意外かもしれませんが、キャノーラ油にはトランス脂肪酸が含まれています。
びっくりドンキーには、キャノーラ油由来のトランス脂肪酸が入っていると考えられます。
また、牛や羊などの食肉や乳製品にもトランス脂肪酸が含まれていることが分かっています。
油の製造過程でできるトランス脂肪酸と、牛や羊からできるトランス脂肪酸では、健康への影響に違いがあるのか化学的情報はありません。
確かにトランス脂肪酸の過剰摂取は避けたいですが、過度に食事バランスが崩れていなければ避ける優先度は高くないです。
びっくりドンキーの減農薬の取り組み
びっくりドンキーで使用しているお米は、化学合成農薬の殺虫剤と殺菌剤の使用を禁止し、さらに「除草剤1回だけ」に制限されたびっくりドンキーオリジナルの安全基準を満たした「省農薬米」です。
びっくりドンキーの「省農薬米」は、手間をかけ農薬を省いたオリジナルのお米です。
「省農薬米」を満たす条件は3つあります。
- 原産地と生産者を指定し、生産者による出荷者証明ができること。
- 成長ホルモン剤を使わず、自然に成長させること。
- 土づくりを基本とし、地域の慣行レベルに比べ化学肥料の窒素成分量を50%以下に制限すること。
農薬の使用量を減らしているため、収穫後の残留農薬の危険性が減るだけでなく、より自然に近い状態で育てることができる点は嬉しいですね。
まとめ
びっくりドンキーの添加物や安全性について調査しました。
びっくりドンキーで使用している牛肉や豚肉は、動物のストレスを配慮した環境で育てられています。
さらに、お米に使用する農薬の使用を減らす取り組みも進めています。
動物に対する配慮や環境に配慮をしているびっくりドンキーですが、添加物に関する情報開示がないことは消費者の安心という観点では疑問が残ります。
コメント