充填豆腐は体に悪い?スーパーの安い豆腐を大調査!

当ページのリンクには広告が含まれています。
充填豆腐は体に悪い?スーパーの安い豆腐を大調査!

豆腐はヘルシーで値段もお手頃でありながら、いろいろな料理に使える万能食材です。

中でも、充填豆腐は特に人気がありますが、安い豆腐充填豆腐は体に悪いのでしょうか。

今回は充填豆腐が体に悪いといわれている理由と、各スーパーで販売されている安い充填豆腐の原材料や添加物についても調査しました。

この記事はこんな人におすすめ
  • 充填豆腐が体に悪いか知りたい
  • 充填豆腐の原材料や添加物が知りたい
もくじ

充填豆腐は体に悪い?

結論から言うと、絹豆腐と木綿豆腐の原材料と同じ充填豆腐は、体に悪いとは言えません。

充填豆腐の主な原材料は大豆と凝固剤です。

充填豆腐の製造元によっては、消泡剤を使用した商品もありますが、絹ごし豆腐や木綿豆腐でも使用されているものです。

充填豆腐は、絹ごし豆腐や木綿豆腐と変わらない原材料ですが、保存期間が一番長い豆腐です。

低価格で販売され、かつ保存性を高めるために防腐剤が使用されているのではないかと疑われていますが、充填豆腐に保存料は使用されていません。

しかし、充填豆腐はプラスチック容器ごと加熱調理されている豆腐です。

プラスチック容器の安全基準は満たしていますが、微量のプラスチック成分が溶け出している可能性は否定できません。

プラスチック容器の安全性が気になる方にとって、充填豆腐は安心できませんね。

充填豆腐とは

充填豆腐とは、豆乳と凝固剤が混ざった液体を容器に入れ、加熱・凝固している豆腐です。

容器には水が張られておらず、パックいっぱいにすき間なく豆腐が詰まっているのが特徴です。

一般的な絹豆腐と木綿豆腐は、切り分けた後パック詰めする工程があります。

一方、充填豆腐は切り分ける作業がなく効率的な製造が可能です。

また、従来の豆腐と異なり、充填豆腐は加熱凝固することで雑菌の繁殖を抑えることができるので、長期保存が可能です。

下記は、充填豆腐と絹豆腐の比較です。

充填豆腐絹ごし豆腐
たんぱく質5g5.3g
カルシウム31㎎75㎎
カリウム200㎎150㎎
0.8㎎1.2㎎
参考:日本食品標準成分表2020年版(8訂) (100gあたりの数値)

充填豆腐と絹ごし豆腐では、たんぱく質に大きな差はみられませんが、カルシウムやカリウム、鉄などのミネラルは、両者の含有量に差があります。

含有量に差はありますが、1日の必要量に対する割合で換算するとその差はわずか

例えば、成人女性のカルシウムの1日に必要なカルシウム量は、650㎎です。

充填豆腐と絹ごし豆腐のカルシウム含有量の差は41㎎。1日の必要量のたった6%の差です。

そのため、充填豆腐と絹豆腐では栄養成分に大きな差は無いと考えて問題ありません。

充填豆腐の特徴
  • パックに隙間なく詰まっている
  • 賞味期限が長い
  • 絹ごし豆腐との栄養成分に大きな差はない

スーパーの安い豆腐を大調査!

ここからは、イオンと業務スーパー、西友で売られている充填豆腐の原材料を詳しく解説していきます。

イオン

原材料大豆(アメリカ又はカナダ)(遺伝子組換えのものと分けて管理されています)
添加物凝固剤(粗製海水塩化マグネシウム/にがり、塩化マグネシウム/にがり)消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル、炭酸カルシウム、レシチン/大豆由来、炭酸マグネシウム、シリコーン樹脂)
価格(税込)95.04円(価格はイオングループ標準小売価格です)

イオンの充填豆腐は、150g×3パックで約95円です。

原材料の大豆はアメリカ産またはカナダ産のものが使われています。

遺伝子組み換えのものと分けて管理していると記載がありますが、安全性に疑問のある残留農薬が検出されているため、外国産大豆には注意が必要です。

添加物である凝固剤は天然のにがりである粗製海水塩化マグネシウムが使われているので安心です。

消泡剤は毒性のないものが使用されていますが、添加物の複合摂取に不安のある方は消泡剤不使用のものを選ぶと安心です。

業務スーパー

原材料丸大豆(国産)(遺伝子組み換えでない)
添加物凝固剤(粗製海水塩化マグネシウム/にがり)/消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル、レシチン、炭酸Mg)
価格(税込)68円

業務スーパーの充填豆腐は、350gで税込68円です。

原材料の丸大豆は国産と表示されています。

しかし、日本の食品表示ルールでは、主要原材料で一番多く使われている食材のみ、原産国を表示する決まりがあります。

業務スーパーの充填豆腐は、「国産大豆100%使用」とは記載されていません。

このような場合、外国産大豆が50%未満の割合で混ざっている可能性があり、決して安心できるものではありません。

添加物の凝固剤は天然のにがりなので不安な添加物ではありません。

しかし、天然にがりの他に消泡剤が使われています。

西友

原材料丸大豆(アメリカ産)(分別生産流通管理済み)
添加物凝固剤(塩化マグネシウム含有物/にがり)
価格(税込)95.04円

西友の充填豆腐は、150g×3パックで税込95円です。

原材料のアメリカ産丸大豆は、分別生産流通管理済みです。

ほとんどの丸大豆は遺伝子組み換えではありませんが、5%以下の意図せざる遺伝子組み換え大豆の混入があります。

また、残留農薬が検出されていることによる不安の声もあります。

添加物は凝固剤の塩化マグネシウム含有物です。

天然由来の凝固剤とは異なり、化学的に合成された凝固剤です。

まとめ

この記事では、値段が安い充填豆腐は体に悪いのか調査しました。

安い充填豆腐ですが、体に悪い点はありません。

しかし、プラスチックの容器ごと加熱調理されるため、微量のプラスチックが溶出している可能性は否定できません。

また、各スーパーの充填豆腐には外国産の大豆を使用しているものがあります。

値段もお手頃でヘルシーな充填豆腐は体に悪いとは言えませんが、原材料の安全性が高いものを選ぶとより安心ですね。

安全な豆腐の見分け方については、こちらの「豆腐の添加物は危険?安全な豆腐を見分ける5つの方法」の記事で詳しく解説しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Sponsored

コメント

コメントする

CAPTCHA


もくじ