砂糖を作るときに加工助剤は入っている?危険性についても調べてみた
さとうきびやてんさい大根から砂糖を作るには、どのようにして作っているのでしょうか?
砂糖の原液に加工助剤を使用して、砂糖が作られます。
今回は砂糖に使われる加工助剤についてや、砂糖は危険であるのかについても調べてみました。
- 砂糖を作るときに使われる加工助剤について知りたい
- 砂糖は危険なのか知りたい
砂糖に使われる加工助剤は危険なの?
砂糖の作り方はご存じですか?
その中に含まれる加工助剤には危険なものは入っていないのか気になりますよね。
まずは加工助剤について確認してみましょう。
食品を作る工程で使われる添加物。完成する前に完全になくなるか、わずかしか残らないもの。または、もともと加工助剤として認められている成分。
それを踏まえたうえで、砂糖の作り方を見てみましょう。
サトウキビの場合
まずはサトウキビを細かく砕いて煮詰めて、原料となる糖の液体(原料糖)を作ります。
その後の過程で加工助剤を使います。
加工助剤は砂糖の中には全く残らないか、残るとしてもわずかなもの。
この砂糖の作り方の中で使われる加工助剤は、炭酸カルシウム・活性炭・イオン交換樹脂です。
加工助剤の成分は以下のような成分なので、体に問題はないと考えられます。
- 炭酸カルシウム:卵の殻などを構成する危険性のない商品です。
- 活性炭:炭も特に問題ありません。
- イオン交換樹脂:石油系で作られていますが、水をキレイにするときにも不純物を取り除くために使われるものです。
砂糖の種類によって作り方が少しずつ違うので、少しでも加工の少ない砂糖を求めるなら、黒砂糖がおすすめです。
あまり余分なものを排除していないため、ミネラルなど栄養価もあります。
砂糖の種類は何がおすすめ?
結論からいうと、健康面を考えるとココナッツシュガーやてんさい糖がおすすめです。
白砂糖は精製された甘味料であり、ミネラルが取り除かれています。
その結果、血糖値が一気に上昇してしまいます。
血糖値の上昇しやすさをGI値で表しています。
砂糖の種類 | GI値 |
白砂糖 | 109 |
三温糖 | 108 |
黒砂糖 | 99 |
てんさい糖 | 65 |
ココナッツシュガー | 35 |
白砂糖や三温糖はGI値が高めですが、てんさい糖はGI値が65ココナッツシュガーはGI値が35です。
GI値が低いてんさい糖やココナッツシュガーは、血糖値が上がりにくく体の負担になりにくいことが分かります。
また、黒砂糖はGI値こそ高めですが、日本人に不足しがちなミネラルを手軽にとる事ができます。
砂糖の特徴を知って、自分にベターな砂糖を選びましょう。
それぞれの砂糖の作り方を簡単にまとめてみました。
黒砂糖 :サトウキビの液体を煮ながら、いらない成分を取り除く。さらに固まるまで煮詰めて作ったもの。ミネラル分も豊富。
和三盆:黒砂糖の作る工程で固まる前に、少量の水で溶いたもの。
三温糖:黒砂糖の原料から活性炭やイオン交換樹脂を使って透明な結晶にしたあとに、煮詰めたもの。煮る間に茶色くなる。
白砂糖:三温糖のように透明な結晶を取り出したもの。
てんさい糖:てんさい大根からとった糖液を煮詰めて作ったもの。原料が違うだけで三温糖と作り方は同じ。
砂糖は体に悪い?
砂糖が体に悪いのではなく、砂糖の摂りすぎが体に悪いのです。
糖分は脳のエネルギー源になりますが、摂りすぎは禁物です。
砂糖をエネルギーとして利用できるようにするためにビタミンB1が必要です。
砂糖を必要以上に摂りすぎてしまうと、結果としてビタミンB1の必要量も増えてしまいます。
ビタミンB1不足によって疲れやすくなったり、腸の調子に影響を与えることがあります。
他にも砂糖を摂りすぎることで肌が荒れやすくなったり、太りやすくなります。
すると、気分が安定せず負のスパイラルに陥りがちになります。
砂糖の摂りすぎで、キレやすくなるとも言われますが、調べても科学的な証拠はありませんでした。
自分の体や家族の体を守るのは自分自身です。
砂糖を取ってはいけないわけではありません。
過剰に摂取せず、適度ならストレスも解消するし、疲れもとれやすくなります。
黒砂糖なら必要なミネラルも一緒に摂ることができますよ。
まとめ
今回は砂糖を作る時に必要な加工助剤を調べてみました。
活性炭やイオン交換樹脂など名前が不安になりますが、お水などでも処理する際に使われるものなので、安心して使うことができますね。
それでも不安であるなら、黒砂糖は処理する工程が少ないため安心できます。
加工助剤よりも砂糖の摂りすぎの方が体に影響を及ぼします。
砂糖を適量をとるようにして、元気でストレスの少ない生活を目指しましょう。
コメント