インスタントコーヒーに添加物は使われている?管理栄養士が安全性を徹底解説
お湯を注いですぐにコーヒーを飲めるインスタントコーヒー。
カフェオレや紅茶オレなど、バリエーション豊富な味を楽しめるスティックタイプのコーヒーもあってとても便利です。
便利なインスタントコーヒーに使われている添加物が気になりますよね。
そこで今回は、インスタントコーヒーに添加物は使われているのか、インスタントコーヒーの安全性を管理栄養士が解説します。
- インスタントコーヒーに使われている添加物が気になる人
インスタントコーヒーに添加物は使われている?
結論から言うと、インスタントコーヒーに添加物は使われていません。
インスタントコーヒーの原料はコーヒー豆のみです。
原材料にコーヒー以外の砂糖や植物油脂、乳化剤、香料など別の成分を含んでいるものは「スティックコーヒー」であり、インスタントコーヒーではありません。
インスタントコーヒーに添加物が使われていない理由
インスタントコーヒーに添加物が使われていない理由を解説します。
原材料は100%コーヒー豆に限ります。他の原材料を使用した場合はインスタントコーヒーとは表示しません。
引用:https://instant-coffee.ajca.or.jp/nyumon/whatis/
全日本コーヒー協会によると、原料がコーヒー豆のみで作られたものをインスタントコーヒーと呼びます。
コーヒー豆以外の砂糖や添加物が添加されたものは、インスタントコーヒーとは言えません。
インスタントコーヒーは、コーヒー液から水分を蒸発させて粉末か顆粒状にしたものです。
水分を蒸発させるため風味や香りは減ってしまいますが、添加物である香料を加えてしまうとインスタントコーヒーとして販売できなくなってしまいます。
乾燥させる段階で香りは減ってしまいますが、香料で香りをごまかさずにいる点は嬉しいですね。
インスタントコーヒ―に添加物が使用されることはありません。
しかし、有害物質であるアクリルアミドが含まれています。
インスタントコーヒーの気を付けるべき点は、添加物ではなくアクリルアミドです。
アクリルアミドは、国際がん研究機関(IARC)によって「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と指定されている有害物質です。
インスタントコーヒーの危険性については、「インスタントコーヒーは体に悪い?アクリルアミドの危険性を管理栄養士が解説」の記事を参考にしてください。
インスタントコーヒーを購入する際の注意点
インスタントコーヒーを購入する際の注意点は、スティックタイプで販売されているコーヒーには添加物が入っていることです。
無糖のインスタントスティックコーヒーは添加物が入っていません。
しかし、カフェオレや紅茶オレなどのスティックタイプのコーヒーには乳化剤や人工甘味料、香料などの添加物が入っているので注意が必要です。
インスタントコーヒーを保存する際の注意点
インスタントコーヒーを保存する際の注意点は、開封したインスタントコーヒーは酸化しやすいことです。
粉末状のインスタントコーヒーは空気に触れる面が多く、酸化しやすいです。
開封したインスタントコーヒーは空気に触れ、酸化が進み香りが落ちてしまいます。
- インスタントコーヒーの酸化を防ぐため、インスタントコーヒーの中蓋は全て剝がさずに一部のみをはがして使ってください。
- 開封面積を小さくすることで空気に触れる面を小さくすることができ、中蓋と外蓋の段差が密閉されて保存性を高めてくれます。
さらに、インスタントコーヒーの容器は横ではなく縦に置いて保存することも、インスタントコーヒーが酸素に触れる面積を小さくして酸化を防ぐポイントになります。
保存方法のちょっとした工夫でおいしさを長持ちさせることができますね!
インスタントコーヒーに添加物は使われている?管理栄養士が安全性を徹底解説のまとめ
インスタントコーヒーの添加物や安全性についてまとめてみました。
インスタントコーヒーの原料はコーヒー豆だけで、香料などの添加物は一切使用されていません。
ただし、様々な味のバリエーションがあるスティックタイプのコーヒーには添加物が使用されているため、注意が必要です。
また、インスタントコーヒーには有害物質であるアクリルアミドが含まれています。
飲みすぎには注意し、適量を楽しみましょう。
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