ケンタッキーは添加物を使っているか調査!トランス脂肪酸や鶏肉がやばいってホント?
チキンといえばケンタッキー。
クリスマスになると店外にまで行列ができることもある人気ファストフードチェーンです。
誕生から90年以上経った現在でも同じ味を維持し続けているケンタッキーの添加物やトランス脂肪酸など、安全性が気になりますよね。
今回は、ケンタッキーで使用されている添加物や、トランス脂肪酸、ヤバいと噂の鶏肉を調査しました。
実際に調査スタッフが店舗に赴き調査してきました!
- ケンタッキーの添加物が気になる方
- ケンタッキーのトランス脂肪酸や鶏肉の安全性が気になる方
ケンタッキーの添加物は?
ケンタッキーのメニューに何の添加物が使われているか実際に店舗に行き調査しました。
今回調査したのは、定番のオリジナルチキンとカーネルクリスピー、チキンナゲット、ビスケット、コールスローです。
ケンタッキーの添加物①オリジナルチキン 260円(税込)
オリジナルチキンは、ケンタッキーを代表する商品です。
1個260円(税込)から購入できます。
ケンタッキーの初出店以来、根強い人気を誇るオリジナルチキンの添加物を調査しました。
オリジナルチキンの添加物
添加物 | 着色料(パプリカ色素、V.B2)、調味料(アミノ酸) |
オリジナルチキンの衣に使用されている添加物は、着色料と調味料です。
着色料のパプリカ色素は、オレンジ色〜赤色の色素です。
さらに、ビタミンB2は、黄色い色素を持っています。
栄養強化剤としても役目を担っており、オリジナルチキンのビタミンB2量は0.48gです。
カーネルクリスピーのビタミンB2量は0.03g、チキンナゲット5個のビタミンB2量は0.11gです。
ケンタッキーで取り扱うすべての商品の中でオリジナルチキンのビタミンB2量は1番多いです。
揚げ上がりの色は茶色く仕上げるカラメル色素ではなく、オレンジ色〜赤色の色素を持つパプリカ色素と黄色い色素を持つビタミンB2を使用しています。
見た目を良く仕上げるために着色料が添加されるのは事実です。
ケンタッキーの添加物②カーネルクリスピー 240円(税込)
ケンタッキーのカーネルクリスピーは、やわらかい鶏胸肉とサクサクした衣が特徴的な骨なしチキンです。
1個240円(税込)から購入できます。
骨なしで肉が柔らかいカーネルクリスピーの添加物を調査しました。
カーネルクリスピーの添加物
添加物 | 加工デンプン、トレハロース、調味料(アミノ酸等)、ポリリン酸Na、香料、カロテン色素、セルロース、膨脹剤、香辛料抽出物、乳化剤、甘味料(ステビア、カンゾウ)、増粘多糖類、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・ゼラチンを含む) |
骨なしで食べやすい半面、柔らかさを保ちつつサクサクに仕上げるためトレハロースやポリリン酸Na、膨張剤などが使用されています。
ポリリン酸ナトリウムは、ミネラル吸収阻害の要因として指摘されているリン酸塩の過剰摂取要因の一つです。
普段から外食や加工食品を食べる機会が多い方は注意が必要です。
ケンタッキーの添加物③チキンナゲット 270円(税込)
ケンタッキーのチキンナゲットは、手軽につまめるため子どもにはもちろん、大人にも人気の商品です。
1セット270円(税込)で購入できます。
サイドメニューとして食卓をにぎやかにしてくれるチキンナゲットの添加物を調査しました。
チキンナゲットの添加物
添加物 | 加工でんぷん、調味料(アミノ酸)、リン酸塩(Na、Ca)、膨脹剤、キシロース、増粘多糖類、着色料(カロチノイド)、セルロース、香辛料抽出物 |
トマトケチャップの添加物
添加物 | 香辛料抽出物 |
チキンナゲットは、ハインツ日本株式会社のケチャップが付属しています。
添加物は香辛料抽出物のみです。
しかし、チキンナゲット3個分の塩分は0.9gと、塩分量は決して低くありません。
ケチャップの塩分量も0.2gあるため、チキンナゲットとケチャップの同時摂取は控えたいです。
ハインツのトマトケチャップとオーガニックトマトケチャップの違いはこちらの記事で解説しています。
【コスパ良し】コストコのオーガニックケチャップが人気の理由!ハインツとオーガニックケチャップの違いを解説
ケンタッキーの添加物④ビスケットとメープルシロップ 240円(税込)
ケンタッキーのビスケットは、表面はサクサクして中はしっとりとした生地にケンタッキー特製メープルシロップをかけて食べるスナックです。
1個240円(税込)で購入できます。
ビスケットとメープルシロップの原材料及び添加物を調査しました。
ビスケットの原材料及び添加物
原材料 | 小麦粉、ショートニング、砂糖、全卵、イースト、食塩、食用とうもろこし油、食用なたね油 |
添加物 | ベーキングパウダー、乳化剤、増粘剤(ペクチン)、酵素、香料、カロチン色素 |
ハニーメイプルの原材料及び添加物
原材料 | 糖類(異性化液糖・水飴・砂糖)、ハチミツ、メープルシロップ |
添加物 | 香料、増粘多糖類、着色料(カラメル) |
ビスケットの原材料にはトランス脂肪酸を含んでいる可能性があるショートニングが使用されています。
メープルシロップに似せて作られたシロップは本物のメープルシロップではありません。
ケンタッキーのハニーメイプルは、異性化糖液や水あめ、砂糖の糖類が主要原料になっています。
異性化糖液と水あめは遺伝子組み換えされたとうもろこしを原料にしている可能性があります。
また、ハニーメイプル特有の甘い香りは香料を使って作られています。
増粘多糖類によるとろみ付けもされています。
ケンタッキーのハニーメイプルは甘みやとろみ、香りが調整されています。
それほど甘くないビスケットとの相性は抜群ですが、味覚の敏感な子どもに食べさせるのは控えたほうが良いでしょう。
ビスケットの安全性については「【ケンタッキー】ビスケットは体に悪い?おいしさの秘密はショートニングだった!」の記事で解説しています。
ケンタッキーの添加物⑤コールスロー 240円(税込)
ケンタッキーのコールスローはみじん切りにしたキャベツ、ニンジンにタマネギ風味のドレッシングを加えたサラダです。
単品270円(税込)で購入できます。
コールスローの原材料及び添加物を調査しました。
コールスローの原材料及び添加物
原材料 | キャベツ、半固体状ドレッシング、にんじん(原材料の一部に卵・大豆を含む) |
添加物 | 増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物、(一部に卵・大豆を含む) |
増粘多糖類は、とろみ付けや食品の形態を安定させる目的で添加され、2種類以上の増粘剤と安定剤を使用したときに表示されます。
増粘多糖類は、一つ一つの物質名を書かずに省略して表示しているため、どの増粘剤や安定剤が使用されているか消費者から判断することはできません。
さらに、原材料に含まれている半固体状ドレッシング自体にうま味調味料や増粘剤、乳化剤、香料などが添加されている可能性が非常に高いです。
ドレッシングは原材料に含まれていますが、決して安心できるものではありません。
ケンタッキーの野菜の殺菌方法
コールスローで使用されるキャベツとにんじんは、工場でカットしています。
カットした野菜は、次亜塩素酸水または塩素を滴下した殺菌水で洗浄殺菌しています。
しかし、全ての店舗のコールスローが工場で加工されたものではありません。
一部の店舗では水道水で洗浄した野菜を使用してコールスローを製造しています。
次亜塩素酸水や塩素を使用したコールスローかどうかは、見た目では判断できません。
気になる方は、店舗に直接問い合わせてみてもいいかもしれません。
ケンタッキーのトランス脂肪酸は?
ケンタッキーでは、トランス脂肪酸を含んだ商品があるのか調査しました。
”ケンタッキーの揚げ油はパーム油や、コーン油、大豆油、こめ油を使用しており、100%植物由来です。揚げ油は、商品の味や風味を損なわないよう、かつトランス脂肪酸レベルを消費者庁の指針で0gと表記できるとこまで低減しています。”との回答でした。
ケンタッキーでは、トランス脂肪酸含有量の低減に向けた取り組みが行われています。
しかし、0gと表示できる数値まで低減していることであり、完全に0ではない点に注意が必要です。
ケンタッキーの鶏肉の産地
結論から言うと、ケンタッキーで使用している鶏肉の産地は全て国内産です。
肉に下味をつけずに、ハーブなどスパイスを加えた衣をつけて揚げるフライドチキンは、鶏肉の鮮度や旨みがすぐに伝わります。
鮮度が需要視されるケンタッキーでは、主要原料である鶏肉は国産にこだわっています。
また、ケンタッキーでは購入したレシートに鶏肉の産地が書かれています。
購入したオリジナルチキンの産地は、青森、岩手、宮城県産でした。
産地を特定するまではできませんが、だいたいの産地がわかるのは安心できますね!
ケンタッキーの鶏肉の安全性については「ケンタッキーの鶏肉が危険でやばいと言われる理由!安全性は大丈夫なのか調査」の記事で解説しています。
ケンタッキーは遺伝子組み換え食品を使用しているか
ケンタッキーでは、遺伝子組み換え食品を使用しているか調査しました。
”ポテトやコールスロー含め、KFC製品の原材料に遺伝子組み換え食品は使用していない”との回答でした。
しかしながら、現在日本で輸入されるとうもろこしの91%が遺伝子組み換えされたものです。
大豆に至っては、輸入されたものの94%が遺伝子組み換えです。
輸入された遺伝子組み換えとうもろこしや大豆は、主に畜産飼料や油、しょう油、コーンシロップ、水あめなどの遺伝子組み換え表示義務が免除されたものに使用されているのが現状です。
ケンタッキーで使用されている揚げ油のコーン油と大豆油は、遺伝子組み換え食品の可能性が否定できません。
ケンタッキーは添加物を使っているか調査!トランス脂肪酸や鶏肉がやばいってホント?のまとめ
ケンタッキーの添加物やトランス脂肪酸などの安全性について調査しました。
主要原材料である鶏肉は、鮮度を優先して国内産のみを使用して店内で調理しています。
トランス脂肪酸低減に対する取り組みも行われていますが、他の外食産業と同様、添加物や遺伝子組み換え食品を気にする方にはおすすめできません。
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