味噌に使われる添加物はどんなものがある?安い味噌は危険で体に悪いと言われる3つの理由
スーパーなどで味噌を買おうとした時、たくさん種類があって何を買おうか迷った経験はありませんか?
なぜあんなに種類があるのかというと、添加されている物や量の違いによってたくさんの種類があるからです。
では何の目的で添加物が使われるのでしょうか?
今回は味噌に使われる添加物にはどんなものがあるか、安い味噌は危険で体に悪いと言われる理由についてご紹介します。
- 味噌に使われる添加物が知りたい方
- 安い味噌の安全性が気になる方
味噌に使われる添加物
味噌は本来、大豆と米麴と食塩から作られます。
しかし中には添加物が使われる味噌もあります。
味噌に使われる添加物は主に、調味料(アミノ酸等)、酒精、保存料、甘味料の4つです。
それぞれについて詳しく解説していきます。
味噌に使われる添加物①調味料(アミノ酸等)
味噌に使われる添加物の一つ目は、調味料(アミノ酸等)です。
アミノ酸の一種であるグルタミン酸、グアニル酸、イノシン酸などのうま味成分を添加しています。
うま味成分の分量を変えることで、味の違いをつけるために添加しています。
調味料(アミノ酸等)は、だし入りの味噌によく使われています。
味噌に使われる添加物②酒精
味噌に使われる添加物の二つ目は、酒精です。
酒精とはアルコールのことです。
味噌に酒精を添加する理由は、味噌の発酵を止めるためです。
味噌の中では酵母菌が生きているので、その酵母菌が呼吸すると、味噌を入れる容器が二酸化炭素によって膨らんでしまいます。
それを防止するため、酒精を添加して発酵しないようにします。
酒精には表示義務があるので、味噌に使われている場合、「酒精」又は「アルコール」、「エタノール」と表示されます。
アルコールはほんの微量のため妊婦や授乳中の方、小さな子どもが食べても心配する必要はないと定められていますが、積極的に摂るものでもありません。
安全な味噌を選ぶためには、酒精が含まれていないものを選ぶようにしましょう。
味噌に使われる添加物③保存料
味噌に使われる添加物の三つ目は、保存料です。
中でも、ソルビン酸という保存料がよく使われます。
このソルビン酸は、味噌にカビが生えたり、細菌が発生するのを抑える効果があります。
また、酵母菌の呼吸を抑える効果もあり、容器が膨らむことを防止する目的もあります。
味噌に使われる添加物④甘味料
味噌に使われる添加物の四つ目は、甘味料です。
甘味料には砂糖やステビアやアセスルファムカリウムなどがあります。
ステビアやアセスルファムカリウムは砂糖の数百倍の甘さをもつので、砂糖を使うよりも原料のコストを抑えるために使用されています。
安い味噌は危険で体に悪いと言われる3つの理由
「安い味噌は危険」「体に悪い」と言われることがありますが、それはなぜでしょうか。
端的に言えば、無添加ではないからです。言い換えれば、余計なものを入れているからです。
それでは、体に悪いと言われる3つの理由を解説していきます。
①化学調味料が使われている
安い味噌には化学調味料が使われているものが多いです。
化学調味料と聞くとなんだか体に悪そうな感じがしませんか?
昔は化学調味料といわれていましたが、現在では「うま味調味料」として呼び名が変更されています。
化学調味料は添加物の代表格。
だし入りの味噌はだし以外に化学調味料が使われているものがほどんどなので、安くてだし入りの味噌には注意が必要です。
②酒精で発酵が止まっている
「発酵食品は体に良い」と言われていますよね。
味噌の容器が膨らまないように酒精で発酵を止めていますが、値段が高い味噌は容器が膨らまないようにするために発酵を止めるのではなく、容器に空気穴をあけています。
この空気穴をあける機械にコストがかかるため、安い味噌は酒精を入れて発酵を止めているのです。
また、値段の高い味噌は約半年から1年以上かけて作られますが、安い味噌は1、2ヵ月でできるため、発酵や熟成期間も違ってきます。
③保存料が使われている
保存料として使われているソルビン酸は、多くの食品に使用されています。
本来味噌は保存食品として作られたもの。
しかし現在は発酵も止まり、保存料が使われた味噌が大量生産されています。
味噌本来の味を味わいたいなら、保存料が使われている味噌ではなく、大豆と米麴と食塩のみで作られたものを選びましょう。
まとめ
今回の記事では、味噌に使われる添加物と安い味噌は危険と言われる理由について解説しました。
本来は大豆と米麴と食塩で作られるはずの日本伝統の味噌ですが、現在は大量生産のため化学調味料や酒精、保存料などの添加物が使われて製造されています。
安心な味噌を選びたい方は、大豆と米麴と食塩だけで作られた味噌を選ぶのが安心ですね!
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