ロングエッグって何?コンビニ弁当「ゆでたまごの輪切り」の添加物を調べてみた
コンビニ弁当などで綺麗な輪切りのゆでたまごを目にすることがあります。
あれはロングエッグという業務用食品なのですがご存知でしたか?
一般的なスーパーで見かけることはないけど、ロングエッグとは何なのでしょうか。
今回はロングエッグとは何なのか、そしてロングエッグにはどんな添加物が使われているかについて調べてみました。
ロングエッグって何?
ロングエッグとは鶏卵加工品の一つで、業務用のゆで卵のことです。
商品名は「ボイルエッグ」。業務用につくられた製品で、一般には流通されていないため、製品を目にすることはありません。
ゆでたまごのロングタイプで円柱の形状をしているため、どこを切っても、均等なゆでたまごの輪切りができる「ゆでたまごの金太郎飴」のような製品です。
ロングエッグの作り方は?
ロングエッグの作り方は、大きさの違う2つの金属の筒があり外側の輪には白身だけを注ぎ、1度固めます。
そして型を抜き内側に黄身だけを注いでもう一度固めれば、出来上がります。
YouTubeチャンネルでは外国のロングエッグのメイキング動画がありました。
ロングエッグの添加物は?
ロングエッグの原材料を調べてみました。
原材料:卵白60/卵黄24/澱粉5/食用植物油脂2/調味液9
引用:http://www2.infomart.co.jp/buyer/search/prod_detail_oroshi.page?1&pid=5876108&psales_smcd&oroshi_smcd=Sz1pEcVU&mcd=Sz1pEcVU&IMReferer=/buyer/search/prod_detail.page
やはり加工品となると添加物が使われるので、無添加で作ることはできません。家庭で作るゆでたまごとは別の物ですね。
添加物で注目すべき点は、加工でんぷんです。
加工でんぷんとは、米、小麦、とうもろこし、じゃがいもなどの天然のでんぷんに、様々な化学薬品を混ぜてつくられたでんぷんのことをいいます。
加工でん粉12種類 (2022年7月現在)
アセチル化リン酸架橋デンプン
アセチル化アジピン酸架橋デンプン
アセチル化酸化デンプン
オクテニルコハク酸デンプンナトリウム
酢酸デンプン
酸化デンプン
ヒドロキシプロピルデンプン
ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン
リン酸化デンプン
リン酸架橋デンプン
リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン
デンプングルコール酸ナトリウム
加工でんぷんは2011年より添加物との扱いになったため、食品加工物として上記の合成化学物質名を表記する必要がありますが、一括表示となっているため「加工でんぷん」とだけ表記されているのが現在の状態です。
加工でん粉はEUでは乳幼児向けの食品への使用を禁止されていますが、日本では規制されていません。
加工でん粉については、詳しくはこちらの投稿で紹介しています。
まとめ
コンビニ弁当などで見かけるゆでたまごは「ロングエッグ」についてまとめてみました。
ロングエッグは業務用に開発された加工食品で。添加物が使われた製品です。
加工品には添加物が欠かせないこともありますが、どれだけの量入っているかまではわからないため、特に小さな子どもには気をつけたいですね。
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