【エコクッキング】かぼちゃのワタと種で栄養たっぷり!砂糖なしオートミールクッキー
料理をするときに、かぼちゃの実だけを使おうとしていませんか?
実は、普段捨ててしまいがちなかぼちゃの種とワタは、工夫することで美味しく食べることができます。
かぼちゃのワタには食物繊維と、皮膚や粘膜の健康を維持するβカロテンが含まれています。
さらに、かぼちゃの種にはカリウムや亜鉛、鉄など、体全体の機能を正常に維持するために必要なミネラルが含まれています。
今回は砂糖を使わずに作れる、優しい甘さのかぼちゃのワタと種を使用したエコなクッキーをご紹介します。
【エコクッキング】かぼちゃのワタと種で栄養たっぷり!砂糖なしオートミールクッキー
今回のレシピのポイント
捨ててしまいがちなかぼちゃのワタを種を利用したエコクッキング。
ワタと種にある栄養を丸ごと摂ることができます。
作り方と材料
今回使用する材料はこちらです。
【材料】
・かぼちゃのワタ・・・1/4のかぼちゃからとれる量(約50g)
・バナナ・・・1/2本(約50g)
・オートミール(インスタントタイプ)・・・80g(かぼちゃのワタとバナナの重さに対して80%)
・無塩バター・・・10g(かぼちゃのワタとバナナの重さに対して10%)
・自然塩・・・ひとつまみ
・かぼちゃの種・・・12個
バナナはなるべく熟して柔らかくなったものを使いましょう。
熟したバナナは、でんぷんが分解され糖類へ変化し、甘さが増しています。
かぼちゃのワタに含まれるβカロテンの吸収率を上げるため、バターを使用します。
植物性のココナッツオイルでの代用も可能です。
【作り方】
※オーブンを170℃に予熱しておく。
- かぼちゃの種とワタを分ける。
- かぼちゃの種を洗う
- ②を耐熱皿に重ならないように乗せ、電子レンジで600w1分加熱する。
- 裏返してさらに30秒加熱する。
- 粗熱が取れたら種の淵に沿うようにしてキッチンばさみでカットし、種を取り出す。
- かぼちゃのワタとバナナをブレンダーにかける。
- ボウルに②とオートミール、自然塩、溶かしたバターを入れ混ぜ合わせる。
- クッキングシートをひいた天板に③を12等分に分けて形成し、かぼちゃの種を乗せる。
- 170℃のオーブンで20分焼く。
詳しい作り方
包丁の背をつかって種とワタに分けます。
種の表面に割れ目のようなヒビが入っていれば加熱完了です。
電子レンジによって加熱時間は異なるので、様子を見ながら行ってください。
ハサミでけがをしないよう注意してください。
ブレンダーがない場合は、包丁で細かく刻んでください。
薄めに成形することでパリっとした食感を楽しむことができます。
しっとり食感に仕上げたい場合は、少し厚めに形成してください。
粗熱がとれたら完成です。
今回使用した食材のポイント
①かぼちゃのワタ
かぼちゃのワタには食物繊維と、皮膚や粘膜の健康を維持するβカロテンが含まれています。
②かぼちゃの種
かぼちゃの種にはカリウムや亜鉛、鉄など、体全体の機能を正常に維持するために必要なミネラルが含まれています。
また、体内で作ることができず食べ物から摂取する必要のある必須脂肪酸の一つ「リノール酸」も豊富に含まれています。
必須脂肪酸の一つですが、現代の食事ではリノール酸を含むn-6系脂肪酸を過剰摂取している傾向にあります。
食べすぎには十分注意しましょう。
③グラスフェッドバター
グラスフェッドバターとは、牧草で育った牛の乳が主原料のバターです。
一般的なバターはグレインフェッドバターと呼ばれ、グレイン=穀物で育った牛の乳が主原料のバターです。
グラスフェッドバターと一般的なグレインフェッドバターの大きな違いは、エサだけでなく見た目の色や味です。
グラスフェッドバター | グレインフェッドバター (一般的なバター) | |
---|---|---|
エサ | 牧草 | 穀類 |
見た目 | 黄色味が強い | 淡い黄色 |
味 | あっさり | コクがある |
業務スーパーや一般的なスーパーでも目にする機会が増えました。
気になる方はチェックしてみてください。
【エコクッキング】かぼちゃのワタと種で栄養たっぷり!砂糖なしオートミールクッキーのまとめ
かぼちゃのワタと種を使用したオートミールクッキーは、食物繊維が含まれるだけでなく、しっかりした食感でお子さまの噛む力を育てることもできます。
今回作ったクッキーは、エコなだけでなく不足しがちな栄養も同時に摂ることができる一石二鳥のクッキーです。
ただし、水分が多く傷むのが早いワタは、購入後すぐに調理することをおすすめします。
大人だけでなく、子どものおやつにもぴったりなかぼちゃのワタと種を使用したオートミールクッキー。
フードロスの一環としてぜひ作ってみてくださいね。
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