チキンラーメンは無添加?どんな添加物が使われているのか調査!
「チキンラーメン」といえば黄色いヒヨコが目印のインスタントラーメンです。
世界初のインスタントラーメンである「チキンラーメン」は、日清食品が製造・販売していますがみなさん一度は食べたことがあるのではないでしょうか?
手軽でおいしいと人気のチキンラーメンですが、無添加なのか気になりませんか?
そこで今回は、日清食品のチキンラーメンは無添加なのか?どのような添加物が使われているのかを調査しました!
後半では無添加の即席ラーメンも紹介します!
- 日清のチキンラーメンは無添加なのか知りたい
- 日清のチキンラーメンに使われている添加物が知りたい
- 無添加の即席ラーメンはあるのか知りたい
チキンラーメンは無添加?
チキンラーメンは無添加なのか調査しました。
結論から言うと、チキンラーメンは無添加ではありません。
チキンラーメンが商品化された1950年代当初は、丸鶏のぶつ切りをそのまま使いスープの鶏ガラをとっていたので、妊婦への栄養補給にと国から推奨されていた時期もありました。※現在は違います。
栄養価の高さから創業者が1日1食かかさず食べていたことでも話題になったチキンラーメンですが、どのような添加物が使われているのでしょうか。
チキンラーメンに使われている添加物
チキンラーメンに使われている添加物を具体的に解説します。
チキンラーメンには付属の粉スープがなく、麺にしっかりと味付けがされています。チキンラーメンの成分表示は、以下の通りです。
チキンラーメンの成分表示
名称 | 即席袋麺 |
原材料 | 油揚げ麺(小麦粉、植物油脂、醤油、食塩、チキンエキス、糖類、たん白加水分解物、香辛料、デキストリン、香味調味料、オニオンパウダー)、/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に卵、乳成分、ごまを含む) |
内容量 | 85g |
チキンラーメンの添加物は、スラッシュ以降の加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1です。
お湯をかけるだけで気軽に食べられるチキンラーメンですが、やはり添加物が多いですね。
使われる添加物①調味料(アミノ酸等)
調味料(アミノ酸等)はカップ麵に限らず、多くの加工食品に使用されている添加物です。
主に、こんぶなどに含まれるグルタミン酸などのうま味成分を抽出・合成したうま味調味料(グルタミン酸ナトリウム)です。
味の決め手となるうま味成分なので、「おいしい」と感じます。
しかし、安全性については過剰摂取による人体への影響も問題視されています。
日本では使用の規制がなく、ほとんどの加工食品に添加されています。
気にしていないと過剰摂取の可能性があるので、注意が必要です。
「たんぱく加水分解物」にも注意が必要です。
調味料(アミノ酸等)と同様にうまみ成分をだす目的で使われますが、添加物ではなく食品に分類されています。
調味料のアミノ酸については、調味料のアミノ酸が使われる理由|アミノ酸等との違いと安全性を解説の記事を参考にして下さい。
即席麺に限らず多くの食品に使用されているうま味調味料ですが、日常的な摂取は控えたいですね。
使われる添加物②加工でん粉
加工でん粉は麺の湯戻りを早くさせたり、食感を良くする目的で使われる添加物です。
加工でんぷんと表記される場合もあります。
加工でん粉は全12種類ありますが、日本では複数の加工でん粉を使用した場合でも「加工でん粉」とまとめて表記する「一括表示」が認められています。
加工でん粉の安全性については、鉄分やミネラルの吸収を阻害することが問題視されています。
またEUでは、小さな子どもへの使用が禁じられている加工でん粉があります。
日本は一括表示のため具体的にどのような加工でん粉が使用されているか分からないため、注意が必要です。
使われる添加物③かんすい
かんすいは、中華麺特有の風味をつけたり、麺の弾力や伸びを調整する目的で使われる添加物です。
中華麺には欠かせない添加物です。
かんすいは全16種類ありますが加工でん粉同様、まとめて表記する「一括表示」が認められています。
かんすいの一つであるリン酸塩は、ハムやウインナーなどの加工肉や多くのインスタント食品に使われます。
リン酸塩を大量に摂取すると血中のリン酸塩とカルシウムのバランスが崩れ、カルシウムの吸収を阻害してしまいます。
また、加工食品には調味料(アミノ酸等)や保存料、着色料など複数の添加物が使用されています。
複数の添加物を同時に摂取することのリスクは明らかになっていませんが、決して安心できるものではありません。
使われる添加物④酸化防止剤(ビタミンE)
酸化防止剤(ビタミンE)は、油揚げ麺の酸化を防止する目的で使われる添加物です。
インスタントラーメン以外にもよく使われる添加物の一つです。
ビタミンEの原料となる大豆、トウモロコシなどは遺伝子組み換えの可能性があります。
使われる添加物③ビタミンB2、ビタミンB1
ビタミンB2、ビタミンB1は栄養強化の目的で使われる添加物です。
日本即席食品工業協会ではビタミンB1、ビタミンB2、カルシウムなどを栄養強化剤として添加することを推奨しており、多くのインスタントラーメンに添加されています。
栄養強化の目的で添加されるビタミンB2ですが、黄色系の着色料としても使われます。
また、ビタミンB1は保存料としても使われます。
栄養強化目的が謳われていますが、注意が必要です。
無添加の即席ラーメンはある?
一方、無添加ですぐ食べられる即席ラーメンがあるのか気になりますよね。
自然派スーパーやネット通販で購入できる無添加即席麺を調査しました。
創建社「有機即席ラーメン(ノンフライスープなし)」
商品名 | 有機即席ラーメン(スープなし) |
原材料 | 有機小麦粉:国内製造[小麦(北米)]、食塩(香川) |
内容量 | 80g |
参考価格 | 193円(税込) |
創健社の有機認定工場で作り上げた麺と有機スープを合わせた有機JAS認定品です。
麺は北米産有機小麦を100%使用。
丁寧に蒸し上げ乾燥させたノンフライ麺は、でん粉不使用で生麺に近い食感です。
シンプルな原材料の麺は無添加で安心ですね!
スープは付いていないので、お好きなスープの味で楽しめますよ。スープの付いた醤油、塩、味噌も創健社から販売されています。
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桜井食品「ノンフライ十穀ラーメンしょうゆ味」
商品名 | ノンフライ十穀ラーメンしょうゆ味 |
原材料 | めん[小麦粉(国内製造)、小麦たん白、黒米粉、小豆粉、発芽玄米粉、大麦粉、もちきび粉、もちあわ粉、うるちひえ粉、アマランサス粉、はとむぎ粉、食塩]、食塩、砂糖、粉末しょうゆ、酵母エキス、魚醤パウダー、香辛料、チキンエキス、ポークエキス、ココアパウダー、ほたてエキス、乾燥ネギ、混合節粉末、麦芽エキス、ごま油、(一部に小麦・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ごまを含む) |
内容量 | 89g |
参考価格 | 227円(税込) |
国内産の十種類の穀物を配合したノンフライ麺、かんすい不使用のインスタントラーメンです。
スープは化学調味料を一切使用していません。しょうゆ味以外に、しお味があります。
即席麺で十穀配合の麺は珍しいですね!
無添加表記ですが、酵母エキスが入っているのが気になります。
酵母エキスは添加物ではなく原材料としての扱いです。自然界に存在するものですが、作り方は「調味料(アミノ酸等)」と非常に似ています。
人工的なうまみ調味料なので注意が必要です。
楽天市場でまとめ買いがお得です!
桜井食品「ベジタリアンのみそラーメン」
商品目 | ベジタリアンのみそラーメン |
原材料 | 油揚げめん【小麦粉[小麦(国産)]、パーム油、小麦たん白、食塩】、粉末みそ、食塩、粉末しょうゆ、メープルシュガー、酵母エキス、香辛料、椎茸エキス、発酵調味料、野菜エキス、昆布パウダー、麦芽エキス、ごま油、メンマパウダー(一部に小麦・ごま・大豆を含む) |
内容量 | 98g |
参考価格 | 178円(税込) |
国内産小麦粉を使用し、揚げ油は100%植物油です。
動物性原材料・かんすいは使用していません。
みそ味以外にはしょうゆ味があります。
酵母エキスは使用されていますが、表記上は無添加ラーメンです。
ベジタリアンの方にはうれしい即席麺ですね!
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オーサワ「オーサワの玄米ラーメン(坦々麺)」
商品名 | オーサワの玄米ラーメン(坦々麺) |
原材料 | めん【小麦粉[小麦(愛知県)]、玄米粉[玄米(国産)]、小麦グルテン、食塩(シママース)】、スープ[胡麻、食塩(天塩)、本みりん、食用植物油脂(胡麻油、パプリカ)、清酒、醤油、味噌、メープルシュガー、酵母エキス、香辛料(にんにく、生姜、唐辛子、こしょう)、馬鈴薯でん粉] |
内容量 | 132g |
参考価格 | 314円(税込) |
国産小麦粉・玄米粉を使用した、無かんすいのノンフライ乾麺です。
化学調味料・砂糖・動物性原料不使用の植物性素材で作ったこだわりのラーメンですが酵母エキスが使われています。
担々麺味以外にはしょうゆ、塩、みそ、ごまみそ味のラーメンがオーサワから販売されていますよ。
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鳥志商店「博多中華そばとんこつ」
商品名 | 博多中華そばとんこつ |
原材料 | めん[小麦粉(小麦粉国産)、小麦たん白、食塩、焼成カルシウム、未焼成カルシウム]、添付調味料[ポークエキス、チキンエキス、ラード、食塩、醤油、砂糖、酵母エキス、菜ごま油、菜種油、こしょう粉末、たまねぎ粉末、にんにく粉末]、(一部に小麦・大豆・鶏肉・豚肉・ごまを含む) |
内容量 | 113g |
参考価格 | 348円(税込) |
国産小麦を使用し、約60時間熟成させたノンフライ麺。
かんすいやうまみ調味料・着色料・保存料不使用ですが酵母エキスが使われています。
スープは国産豚のみを使用し8時間煮込み、沖縄の塩を加えたコクのあるあっさり味のとんこつラーメンです。とんこつ味以外にはしょうゆ味があります。
即席麺ですが健康志向な方におすすめのラーメンです!
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ノンカップ麺「国産しおやさい味らーめん」
商品名 | 国産しおやさい味らーめん |
原材料 | 油揚げめん〔小麦粉(小麦〈国産〉)、パーム油、馬鈴薯でん粉(馬鈴薯〈国産〉〈遺伝子組換えでない〉)、食塩、ホワイトペッパー、オニオンパウダー〕、スープとかやく〔食塩、砂糖、チキンエキス、ごま、酵母エキス、コーン、わかめ、人参、デキストリン、香辛料(大豆を含む)、ねぎ、魚醤粉末、ほたてエキス、乳糖、ごま油〕 |
内容量 | 78.5g |
参考価格 | 200円(税込) |
国産小麦を使用し、具材は国産のネギ、わかめ、人参、コーンを使用しています。
しおやさい味以外にも、しょうゆらーめん、和風そば、和風きつねそばがトーエー食品から販売されています。
酵母エキスが入っているのが気になりますが、具材入りはうれしいですね。
まろやかなスープは女性に人気があります。
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まとめ
今回の記事では、チキンラーメンは無添加なのか?使われている添加物や、無添加の即席ラーメンはあるのかを解説しました。
結論、チキンラーメンは無添加ではありませんでした。一般的な即席麺と比べると添加物は少ないですが、調味料のアミノ酸等や加工でん粉、かんすいなどが使用されています。
また、添加物不使用のインスタントラーメンもありますが、酵母エキスなど気になる原材料を使用しているものもあります。頻度や摂取量を考慮しつつ便利な無添加即席ラーメンを上手に活用したいですね!
カップ麺の添加物が気になった方は、カップ麺に使われる添加物ってなにがある?カップラーメンが体に悪い3つの理由の記事も参考にして下さい。
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